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NEW!【today's freak vol.3】プラハの詩人・JOSEF SUDEK

【today's freak】は毎月、ある人物にスポットを当てて紹介していく特集ページです。

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【today's freak vol.2】
世界が認めたアマチュア写真家・植田正治はこちらから
http://bookobscura.com/news/59646599f22a5b2d7f006b4d
【today's freak vol.1】
物語のような写真を撮るIZIS。はコチラから
http://bookobscura.com/news/59441561b1b619547c00e8e8
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Josef Sudek / ヨゼフ・スデック (1896-1976)
1896年にチェコ・プラハで生まれた彼は1920年にプラハの教会を撮影する仕事を始め、商業写真家となります。

時代は第一次世界対戦。
彼は戦争で写真家として大切な右腕を失い、続く第二次世界大戦では兵役を免れたものの、第二次世界大戦当時のプラハはナチス占領下で街中で写真を撮っているとスパイ行為とみなされ、捕まってしまう時代だったのです。

片腕になっても大きなカメラを持って生まれ育ったプラハの街並みを撮影していましたが、彼の作品は時代を追うごとに、風景写真からアトリエの中で撮影された物撮りのような写真に変わっていきます。

歴史を知って、そういう事だったのかと彼の背景を理解出来た時、涙が溢れそうになりましたが、アトリエで撮影された窓を撮り続けたシリーズは彼の有名なシリーズの1つになりました。

片腕になっても、生まれ育ち自分に全てを教えてくれた大好きなプラハを撮影出来なくなっても、彼は写真を撮り続け、それでも偉大な作品を生み出したのです。

周りの写真家が社会的な写真を撮る中で、彼は「アンデルセンみたいな写真を撮るんだ。」と語っていたそうです。

彼の作品の特徴は、なんと言っても光と影の美しさ。
スデックは光を捕まえ、光で遊び、神聖な空気をフィルムに焼き付けています。暖かな春の日差しのようなスデックの光はとても心地が良いです。

1番のおすすめの写真集は、
「JOSEF SUDEK FOTOGRAFIE」
(http://bookobscura.com/items/589bf69141f8e8d3830075cf)
1番有名な写真集ではありませんが、スデックの作品集としては内容、編集、紙質全て完璧です。