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Wolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)
出版社:Yale University Press
刊行年:2006年
サイズ:26x20cm
ページ:181pp
言語:英語
状態:ハードカバー
title:Wolfgang Tillmans
publisher:Yale University Press
publication Date:2006
size:26x20cm
pages:181pp
language:English
condition:Yale University Press,2006.Used-good,hardcover
時々、現代美術って?と思う。
現代美術とは、表現するその時代のその世界を表現したものという事なのだろうか。
現代美術がそうなのであれば、その時代の若者達に人気になる意味も解る。
その時代の若者文化を赤裸々に表現した写真家は多くいて、昭和のNan Goldinに対して、平成のTillmansと私は勝手に位置付けています。
赤裸々過ぎて、時々見たくないよと思うものもあるのですが、そこが写真家。アートという表現になっているのだよなっと、実家の奥底に埋もれていた自分の高校時代に撮っていた恥ずかしすぎる写真と見比べて、家族写真という思い出のアルバムに収められる写真ではないという事を思い知らされます。
1980年代から、周りにいた友人・知人を撮影していたティルマンスは、2000年に現代美術の登竜門とも言われているターナー賞を受賞し一気にその評価を上げていきます。
スナップ写真かと思えば、何を撮影しているのか分からない単色のみの写真シリーズになったり、絵ですか?写真ですか?それとも???と思える、写真という世界に囚われていない作品を生み出す彼の作品は洗練されていて、とてもシャープです。
ティルマンスの作品の評価の他に、写真の制作法や作品の見せ方も近年において劇的に変えたのは彼だと思っています。
見せ方がとても勉強になるからか、ティルマンスの展覧会を撮影した写真だけでまとまった写真集もあるほどです。
そんなティルマンスが、アメリカで初の個展を開催した時に刊行されたのが本書です。
本書の見どころは、様々な目線からティルマンスを紐解いているところ。
ティルマンスが活動し始めた際のドイツアートや大衆文化はどのようなものだったのか。
ティルマンスはどのように展示場を見ているのか。
展示に対しての特殊な方法とは。
ティルマンスは何を普段見ているのか。
などなど。
ドイツから迎える新進気鋭の写真家を、理解しようとした1冊なのだと思います。
ティルマンスについて知りたい方はこの1冊がオススメです。
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