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NATURE MORTE
Thomas Ruff(トーマス・ルフ)
自身が撮影したモノでは無い写真を使ってシリーズを作っているイメージのアーティストThomas Ruff(トーマス・ルフ)。
そんな彼が2015年にガゴシアンギャラリーで発表したのが本書のシリーズ。暗室で印画紙に直接感光をして投影像を作り出す技法を使ったフォトグラムです。フォトグラムはマン・レイをキッカケにし、ティルマンスなども直接感光で作品を作っています。
印画紙の上に投影させる物体を置いて光を当てて、直接感光させる。ルフは植物をその方法で撮影しています。
抜き出してきた亡霊のような白く浮かび上がった植物を見ていると、古くはカール・ブロスフェルドのような図鑑的観点、アンドレ・ケルテスのチューリップ、メープルソープの蘭のようなアートを思い起こします。
ですが、この技法は影が重要という事なので、植物の影がどの写真家の植物写真より迫力的。植物の周りを纏っている空気すら煙のように映し出されていて、まるで植物が息をしているのが目に見えるようです。
愛用していたフィルムが時代の流れで消滅したことがキッカケで、自身が撮影していないものなどでシリーズを作っていたかと思ったら、今度は撮影?はしているけども、カメラを使わないパターンのルフ。
カメラありきじゃないんですね。
写真ってなんだろう。写真家ってなんだろう。
改めて考えさせられました。
植物の表現。見えている世界の逆転。
その目でお確かめください。
出版社:Gagosian Galleryg
刊行年:2015年
サイズ:15x20 cm
重さ:209g 梱包後:400g
ページ:40 pp
言語:英語
状態:古書、ソフトカバー、カバー付
title:NATURE MORTE
publisher:Gagosian Galleryg
publication Date:2015
size:15x20 cm
Shipping Weight:400g
pages:40pp
language:English
condition:Softcover with dj.
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