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風知草 / 松井洋子(Yoko Matsui)
風は何を運び、どこへ飛んで行くのか。
植田正治さんの最後のお弟子さんになる松井洋子さんによる初の写真集は、島根県にある「琴ヶ浜」に両親を呼んで撮影した作品群がまとまっています。
「琴ヶ浜」は、海岸で倒れていたお姫様を救った村人に琴を弾いてあげたお姫様は突然お亡くなりになり、悲しみにくれていたら海から琴の音色が聞こえて来て、それから砂が鳴くようになったという伝説がある鳴き砂のある海岸だそうで、松井さんがお父様と最後に過ごしたのもこの「琴ヶ浜」だったそうです。
風に揺れ動く草、海風になびく髪、風の強さで雲が流れていく空、風は海岸の砂を運び防波堤に降り積もる。
言葉に出来ない思いを風に運んでいるのか、何かが風に乗ってやってきてほしいという願望なのか、最初はモノクロだった写真がカラーに変わって、海岸に静かにうちよる波が。
モノクロの作品たちは「記憶」を遡るようで、カラーは「琴ヶ浜」の伝説のように、悲しみにくれている時に海から琴の音が聞こえたように、松井さんがただただ海に耳を傾けているかのようです。
植田正治さんの背中に重なる松井さん自身の影の重なりの1枚も色々と考えさせられる1枚です。
出版社:蒼穹舎
刊行年:2005年
サイズ:24.8x20.2cm
ページ:68pp
言語:日本語、英語
状態:古書、ソフトカバー、表紙汚れ有
title:kazeshirigusa
publisher: Sokyu-sha
publication Date:2005
size:24.8x20.2cm
pages:68pp
language: Japanese,English
condition: Used-Good, Softcover
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Update.10/20