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\こんな人にオススメ!/
・4x5で撮影している方
・肖像画を撮影している方
・黒バック使用の写真をお探しの方
・1つの場所に関する作品を制作している方
1951年生まれ、アメリカの女性写真家Deborah Luster(デボラ・ルースター)がルイジアナ州に住む人々が直面する貧困の影響を記録していた際に出くわした刑務所を訪ね、囚人を撮影した作品です。
時は遡り、1988年。
デボラの母親は、計画的な殺人犯に母親を殺されました。彼女が37歳の時でした。
数年後に、母親を殺した犯人と会うも、殺されてから7年間は「ほとんどぐちゃぐちゃだった」と話します。
母親が殺されてから約10年の時が経ち、そんな彼女の目の前に偶然にも刑務所が現れ、囚人たちと向き合って制作を始めると誰が想像したでしょうか。
彼女は、1999年から2001年にかけて4x5の大判カメラを担いで、農園になっている刑務所、女性専用の刑務所、州立刑務所の3ヶ所を訪ね歩きました。
彼女は囚人に好きなポーズをさせていて、農園で撮影したり、黒バックの前で座って撮影したり、タトゥーを見せてくる人もいれば、大切にしているものを持っている人も。シェフの格好をしている人もいれば、ボクシングの格好をしている人もいます。
写真だけ見ていると、まったく囚人だということが分かりません。
彼女の人生や感情を思うと、「許せない人々」「怖い人々」など否定的な感情が写真に現れて来そうですが、全く気配がありません。ただ、目の前にいる「人」を撮っているだけです。
「囚人、写真」というイメージをすると、番号の書かれたボードを持って立たされていたり、手錠のイメージなどありますが、本書の作品たちは「人の肖像」写真でしかなく、1800年代のフランスの肖像写真家ナダールの作品と変わりません。
それぞれの写真にはキャプションがついており、生年月日や出身地、子どもの人数や、入所日、働いている担当場所、撮影日など、彼らがなぜこのような格好で、何をしているのかが解るのでAugust Sanderのようでもあります。
彼女が写した囚人たちは、殆どこの世にいないと言います。
囚人たちは、家族や子どもに渡したいと多くは言ったそうです。
誰かに届けたい、残してほしい。そんな気持ちでポーズをしていたのかと思うと、囚人であっても写真の前に立っている人はただの「人間」なのだなと思います。
2000年の前後に撮られた写真ですがどこか古い写真のようで、証明写真でもない「肖像写真」でしかない、写真家の感情は一切入れない、これらの作品から人の姿や形をどう扱うのか考えるのも面白い時間になるかと思います。
出版社:Twin Palms Publishers
刊行年:2003年
サイズ: 32.4x31 cm
ページ:p
言語:英語
状態:古書、初版、ハードカバー、カバー付、カバースレ・凹み若干あり
title:One Big Self: Prisoners of Louisiana
publisher:Twin Palms Publishers
publication Date:2003
size:32.4x31 cm
pages:
language:English
condition:Used-Good, First Edition, Hardcover with dj
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