{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/19

Omaha Sketchbook / Gregory Halpern(グレゴリー・ハルパーン)

10,890円

送料についてはこちら

SOLD OUT

*店頭でも販売している商品となります。万が一ご注文の商品がお品切れ等の理由でお届けができない場合は、メールにてご連絡いたします。 For overseas customers|How to order http://bookobscura.com/news/5934167f428f2d39d701d9be Omaha Sketchbook / Gregory Halpern(グレゴリー・ハルパーン) \こんな人にオススメ!/ ・アメリカについて思考・研究した作品がお好きな方 ・ページをめくるごとに紙の色が変わり、写真の部分だけニスが塗られた印刷をお探しの方 ・コンタクトシートでの表現をお探しの方 ・フィルム面を直で見ているような質感の写真がお好きな方 ・余白多めの写真集がお好きな方 1977年アメリカ生まれの写真家Gregory Halpernは様々な視点からアメリカを見つめ、作品にしている写真家です。現在までに6冊の写真集を発表しておりますが、本作は3作目にあたる作品となります。 1作目は、編集者と組んで1年で1番日が短い冬至と1年で1番日が長い夏至を撮影した観点からアメリカを観察し、 2作目は、アメリカ・オークランドを拠点とするインディペンデント出版社「TBW BOOKS」が4人の写真家をキュレーションし、同じフォーマットで1作家1冊ずつの4冊揃いで1セットにまとめている「Subscription Series」の中に入っており、アメリカ本土を太平洋側から大西洋側まで縦断するルートを通った2017年8月21日の皆既日食を撮影し、分断されたアメリカを観察した作品です。 そして、本書の3作目は、編集者を使わず、4組の写真家の1人としての紹介でもなく、やっと作家1人の作品として刊行されたものになります。 本書のタイトル「Omaha」はシカゴ近くにあるネブラスカ州のオマハという地域をさし、その都市はオマハ族が元々住んでいた場所で、先住民であるオマハ族が少しずつ合衆国に土地を譲渡していた場所です。 そんな都市は、一時期はシカゴよりも精肉業が盛んになり、電気通信業などのハイテクな産業都市として有名で、アメリカの核戦略基地であるSAC(戦略航空軍団)もある場所なのです。 そして何より、かの有名なマーティンルーサーキングが暗殺された都市でもあります。先住民、精肉、産業、と核戦略にマーティン・ルーサーキング牧師とアメリカの全てが集まったような場所です。 そんな場所に何度も訪れ、アメリカという場所を見つめ直したのが本書となり、精肉業の写真、軍人の写真、今では禁止となったギャンブル全てが合法にしていた地域だからこそ20世紀初頭まで荒くれていた場所なのも解るような、懸賞金がかかったボクシングのシーンなども写されております。 タバコよりも小さなサイズのコンタクトシートをA4ほどの色画用紙に貼り付けたようにデザインだからなのか、古い写真が見つかったような気持ちにさせ、アメリカの歴史を垣間見るように時代を右往左往出来るような気にさせます。 ここまで聞くと、不穏な写真なのかと思ってしまいますが、アレック・ソスも加入している写真家集団マグナムの候補生でもあるので、現代的な写真であり、この土地が本国でどのようなイメージなのか等知らなければ、怖さよりも、美しく柔らかな光のスナップに「きれいー。」という感想しか出てこない作品たちなのが彼の技術力であると思います。 6冊も作ってしまうほど、アメリカを長年観察し続けている写真家だからこその視点は深く、掘れば掘るほどアメリカという場所の光と闇が見えてきます。最初は良い光のスナップだなーっと軽く入ってしまう写真ですが、奥にいけば行くほど、アメリカという国の歴史を含めて浮き彫りになっていく1冊です。   出版社:MACK 刊行年:2019年 サイズ:23×29cm ページ:144pp 言語:英語 状態:古書、初版、ソフトカバー title:Omaha Sketchbook / Gregory Halpern publisher:MACK publication Date:2019 size:23×29cm pages:144pp language:English condition:Used-Like new,First edition,Softcover ●発送日、送料、支払い方法はQ&Aより https://bookobscura.com/faq

セール中のアイテム