news

new!!!【Gallery】写真集研究「vol.1 プロローグ」6/28-7/9

///展示内容///
1839年に"ダゲレオタイプ"という世界初の写真撮影法が発表されてから、写真の歴史は180年を迎えようとしています。
この数年で写真というものは、とても身近な存在となりました。
ですが、写真の歴史を知っている人は数知れず。
皆さまと一緒に改めて写真の歴史を垣間見てみようと思い、写真集を使って写真の歴史を垣間見れる展示を開催します。

会期:2018年6月28日(木)〜7月9日(月)
*火曜・水曜定休

///ステートメント///
車が発明されて移動手段が変わったように、カメラの開発により伝達手段が変わっていきました。

1839年にフランスで“ダゲレオタイプ”という撮影方法が知られるようになってから、急速に写真という歴史は進化をとげます。1841年にはイギリスで、ネガフィルムと印画紙の原点となる“カロタイプ”が発表され、持ち運びが可能となっていくのです。

結果、「時」をとどめる事が可能と知った政府は国の歴史的建築物を記録として撮影することをはじめます。国の歴史を見直し、後の発展のため写真は公式な記録物と認められた瞬間でもあります。

そういった記録は、次に「距離」をも越えて、時間をとどめる事を可能にします。宗教画に描かれていた、聖地エルサレムはどのような場所なのか政府は「イメージハンター」なる人を雇って、ヨーロッパでは見ることのできないものを機材を全て持って、写真に納めて持ち帰るよう命じたのです。

撮影対象は、自国の歴史的な建築物から世界中へと広がり、ヨーロッパだけでなく、アメリカでも記録写真が一般的なものとなっていきます。そして、世界各国へとカメラが広まっていくと同時に、戦争も記録として撮影対象となるのです。

そんな写真とカメラの180年ある歴史の流れが垣間見れるよう、本展示は写真集を撮影された年代ごとに並べてみました。

写せるのではないかという「発明」の時代から、「記録」という行為に変わり、写真という「伝達手段」がマスメディアを発展させ、写真が「美術」へと変わっていった流れを写真界の重要な出来事と、歴史的な事件を合わせて一緒にお楽しみ下さい。

これから不定期に写真集研究展を開催していき、深く深く写真集を掘り下げていこうと思っています。何回になるか未知数ですが、これからも一緒に研究を楽しんで頂ければ幸いです。

新しい写真集との出会いにもなれば嬉しいので、展示物は全てご購入頂けます。気に入った物があれば、レジへお持ち下さい。

///会場///
book obscura ブックオブスキュラ
住所:〒181-0001 三鷹市井の頭4-21-5 #103
JR・京王井之頭線「吉祥寺駅」から徒歩10分
*地図はこちらより(google mapが開きます)
https://goo.gl/maps/cuaiu9dvPDP2
ホームページ:www.bookobscura.com
メール:[email protected]
電話:0422-26-9707
営業時間:12〜20時
*定休日:火曜日・水曜日
*土日、祝日営業

これまでの展示はこちら
https://bookobscura.com/news/5aee9d995f78663de0001937