ATLANTIS発刊イベント “Road to ATLANTIS" 7月28日(土)13〜18時
テクノロジーとフィールドワークを駆使して解明する知的冒険雑誌『ATLANTIS /アトランティス』の発刊を記念したイベントを開催します。創刊号は「境界 The Border」特集。「国境とは何か・目に見えない境界・目に見える壁・アートの境界・境界雑文集」という6つのチャプターで、境界(ボーダー)にまつわるあらゆることを探求する内容となっています。産声を上げる『ATLANTIS 』という新雑誌の制作の裏側を垣間見ることのできる1日を予定しています。
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★ 13:00〜 ATLANTIS発刊レセプション
編集長加藤直徳氏を招き発刊レセプションを開催します。加藤氏が在廊しますので、制作秘話や創刊のことなど直接伺うことができる貴重な機会です。
*予約不要
*参加費無料
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★14:00〜『紙に刷ること』加藤直徳 × 八紘美術 Printing Director(ゲスト)
ATLANTISの印刷を手がける印刷所・八紘美術さんのPDをゲストに、1枚の写真をどんな色味で出すかそのこだわりと技術に迫ります。一般の方はなかなか触れる機会のない「印刷」という世界。雑誌が作られるまでの印刷の仕組みや、美しい本をつくるための哲学のほか、会場では製本される前の印刷見本や、特殊印刷などのサンプルも交えてお話します。これから本を作りたい、本がどのように印刷されていくのか知りたいという方におすすめ。もちろん、本を作ってみたい、写真集を作ってみたいという方のご相談も受け付けます。
◎PDプロフィール
児玉武志(こだま・たけし)
株式会社八紘美術、専務取締役兼プリンティングディレクター。
「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971- 2017-」(HeHe)や、レスリー・キーの「SUPER~」シリーズ、鈴木理策「WATER MIRROR」(Case Publishing)、松岡一哲「マリイ」(エムエム・ブックス)など、話題の写真集の印刷を数多く担当する。5年前にレスリー・キーの作品集を印刷した際に、業界を賑わせた逮捕経験あり(判決は不起訴)。印刷物から気持ちが伝わるかどうか、を常に念頭に置きながら日々印刷立ち合いに挑んでいる。
◎八紘美術とのエピソード
ATLANTISの印刷をどこにお願いするか考えていたとき、思い浮かんだ人がいました。もともとは出版社に勤め、現在八紘美術で働く方で、児玉さんの部下にあたります。名刺交換をしていたので試しに連絡を取ってみると、編集部から徒歩10分もかからない距離に八紘美術さんがあることがわかったのです。質の高さは周りでも噂になっていたし、印刷立ち合いにも歩いて行くことができるなんてうれしい限り。実際に足を運んでみて、ここしかないなと思いました(編集長・加藤)。
*予約不要
*参加費無料
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★15:30 〜 17:30 加藤直徳(ATLANTIS) × 西山勲(Studio Journal Knock)クロストーク
創刊号の特集テーマである「境界」を軸に、一冊を通じでさまざまな境界を掘り下げた加藤編集長の視点や、取材ページにて東欧を取材した西山さんの制作話など、作り手としてのお話をお届けします。
*定員20名
*要予約
イベント詳細
→ https://bookobscura.com/news/5b3b366250bbc30d0e00027c
/// ATLANTIS Issue 1 境界 THE BORDER ///
ATLANTISのテーマは“探究する雑誌”。その名には古代ギリシャの哲学者プラトンが、著書に記した伝説のアトランティス大陸を探すように世界を見る、という意味を込めました。まったく新しい視点を携え、今の世界を見て、歩き、考え、伝える。身近なことに疑問を持ち、世界中を旅してたった一つの自分だけの真実を探していきます。
創刊号は「境界 The Border」を特集します。「国境とは何か・目に見えない境界・目に見える壁・アートの境界・境界雑文集」という6つのチャプターに分け、境界(ボーダー)にまつわるあらゆることを、新たなる地平を目指して探究する内容です。地平線の向こう側、国境、男と女、あの世とこの世、人種の違いも、境界はいつもかたわらに存在するもの。人はなぜ「線」を引くのか。1冊丸ごと「境界」の地平を思考した特集から、ATLANTISは発進します。
執筆・撮影ほか
山西崇文(写真家)/松岡正剛(編集者)/植本一子(写真家・作家)/磯部涼(文筆家)/小浪次郎(写真家)/宮本武(写真家)/森嶋一也(写真家)/辻仁成(作家)/石川真生(写真家)/岸田繁(くるり・音楽家)/石川直樹(写真家)/横尾忠則(画家)/福岡伸一(生物学者)など
ATLANTIS Issue 1 境界 THE BORDER
2018年7月27日発売
2000円(税別)
290×220×15mm/200 ページ
ISBN978-4-904635-70-4 C0400
加藤直徳(かとう・なおのり)
1975年生まれ。編集者。白夜書房にて2004年トラベルジャーナル誌『NEUTRAL』(白夜書房)を創刊。イスラム、美女、月、水など普遍的なテーマを特集した。2008年には、より旅にフォーカスした雑誌『TRANSIT』(講談社MOOK)を創刊。2016年9月発売の33号まで編集長を務める。2016年より株式会社BOOTLEGに所属し、『ATLANTIS zine』(SPBS)を制作。2018年7月『ATLANTIS』(BOOTLEG)を創刊する。