【gallery】高橋恭司 写真展 「ポートレイトとランドスケープ」
2019年に刊行された写真集『WOrld’s End -写真はいつも世界の終わりを続ける-』の発売を記念して、高橋恭司さんの展示を開催します。
本展示は、1ヶ月の期間内で2つの展示を行うもので、1月23日から2月11日までは「ポートレイト」、2月14日から3月2日までは「ランドスケープ」というテーマで、展示作品が入れ替わります。
『WOrld’s End -写真はいつも世界の終わりを続ける-』は、1994年にHIVで亡くなってしまった、デレク・ジャーマン(Derek Jarman)の庭を、存命時に訪ねて撮影された約30年前の写真から2010年代後半のベルリン、ロンドン、東京郊外の写真たちで構成された1冊です。
デレク・ジャーマンは、1942年にイギリスで生まれた映画監督で、優れたアーティストでもありました。亡くなった翌年に刊行され遺作となった『derek jarman’s garden』の表紙を見たことがあるという人は多いのでは無いかと思います。
イギリスの首都・ロンドンから南に約130km、東京から富士山ほどの距離にある「ダンジェネス」に、HIVへの感染が判明した1986年に移り住み、余生を送ったその場所は原子力発電所があり、イギリス唯一の砂漠がある場所です。まさしくそこはWOrld’s End。
高橋恭司さんは、「そこは世界の終わりのような場所だった。同時に、そこには全てがあった」と、語っています。
一体、恭司さんは何を感じ撮ったのか、改めて「ポートレイト」と「ランドスケープ」の写真を分けることで、恭司さんが感じ取って採取した「世界の果て(エッジ)」を見直す機会になると思います。
また、展示期間中には高橋恭司さんにポートレイトを撮影して貰うイベントの他に、美術ライターである山内宏泰さんをゲストにお招きし写真の歴史を語り合う会の催しも予定しています。
皆様お誘い合わせうえ、ご来場をお待ちしております。
/////開催情報/////
[ ポートレイト]
期間:2020年1月23日(木) - 2月11日(火・祝)
※2/11は火曜日なので通常定休日ですが、祝日なので営業となります。2/11の振替で2/13(木)はお休みとさせて頂きます。
[ランドスケープ]
期間:2020年2月14日(金) - 3月2日(月)
/////イベント/////
1日10組限定で高橋恭司さんにポートレイトを撮影してもらえます。
参加費:¥3000 /1組1枚 (2名まで)
日時:
①2020年2月1(土) 14:00〜 ( 15名限定)
②2020年2月8(土) 14:00〜 ( 15名限定)
*撮影した作品は後日ご郵送致します。
*ご希望の方には額をご案内いたします。
★予約を締め切りました★
[トークイベント ]
"写真史について"
高橋恭司×美術ライター・山内宏泰×黒崎由衣 ( bookobscura )
写真家・高橋恭司さんと美術ライターの山内宏泰さんをゲストに迎え、写真の歴史を紐解くトークイベントを開催致します。
これまでの写真の「軌跡」を少しだけでも知っておくと、これからの写真の「奇跡」に繋がるかもしれません。
写真家の目線、美術ライターの目線で皆様を写真の世界へご案内します。
※トークの後に、講評希望の方15名様限定で高橋恭司さんと山内さんが作品を見て頂く時間を作ります。1人6分程となりますので、持参される作品は少なめでお願いします。
日時:2020年2月15(土)
開場:16:30
開演:17:00-18:30
講評:18:30-20:00
定員:30名
参加費:¥3000(ワンドリンク付)
●お申し込みは下記フォームよりお願い申し上げます
(※googleフォームに移動します)
https://forms.gle/BbbPdnaQmbSGaBjr9
/////書籍情報/////
出版社:Blue Sheep
刊行年:2019
サイズ:280mm×225mm
重さ: 941g 梱包後:1100g
ページ:カラー写真図版134点
言語:日本語・英語
状態:新刊・ソフトカバー
/////プロフィール/////
髙橋恭司
写真家。1960年生まれ。90年代より広告や海外雑誌『Purple』などで時代の本質を鋭く捉えた美しい質感のある写真を発表し、今日の写真家に多大な影響を与えている。個展「夜の深み」(2016年・nap gallery)、グループ展「Elysian Fields」(2000年・ポンピドゥーセンター)ほか。写真集『The Mad Broom of Life 』(1994年・用美社) 『ROAD MOVIE』(1995年・リトルモア)、『Takahashi Kyoji』(1996年・光琳社出版)、『Life goes on』(1997年・光琳社出版)、『SHIBUYA 』(2016年・BANG!BOOKS )など多数の作品集を出版。
http://kyojitakahashi.com/