【gallery】渡部敏哉 写真展「Somewhere not Here Inokashira Edition」
写真家・渡部敏哉の最新作品集となる『Somewhere not Here』(IBASHO & the (M)éditions)の刊行に併せ写真展を開催致します。本シリーズはbookobscuraがある井の頭で撮影された写真が多く存在することから、付近で撮影された作品に厳選して10点を展示致します。
2017年からPOETIC SCAPEさんでの個展を皮切りに、同作品を発表し続けている渡部敏哉さん。 自らの意識の底にあるイメージを写真で掬い上げる試みとして、現実感が消えた「ここではない、どこか別の場所」を暗示する作品シリーズは、標識や名称すら存在しない光と影のみで構築された世界を彷徨い歩くように感じられます。
展示をご覧頂く前と頂いた後では、井の頭公園を含めたこの土地が違った世界に見えるかもしれません。同時期にPOETIC SCAPEさんでも展示を開催しておりますので、2会場合わせてお楽しみ下さいませ。
/////開催概要/////
渡部敏哉 写真展 "Somewhere not Here"
期間:2022年3月3日(木) - 2022年3月28日(月)
営業時間:12:00〜19:00(定休日:火曜・水曜日)
*緊急事態宣言や新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展示期間などが変更になる恐れがございます。その際は当ページ並びに当店の各種SNSにいてお知らせさせて頂きます。
////作家プロフィール/////
渡部敏哉|Toshiya Watanabe
1966年福島県生まれ。多摩美術大学在学中にPARCOが主催する「期待される若手写真家20人展」に選出される。福島第一原子力発電所事故の影響で警戒区域に指定された故郷、福島県浪江町を記録した一連の作品はLe Monde(仏)、THE BIG ISSUE(台湾)など海外メディアでも数多く紹介され大きな反響を呼んだ。 2016年STEIDL BOOK AWARD JAPANを他の7名の写真家と共に受賞、2019年Hariban Award 審査員特別賞受賞(Martijn van Pieterson & Annemarie Zethof選)個展に「18 months」、「THROUGH THE FROZEN WINDOW」(いずれもPOETIC SCAPE)がある。
2021年に初の写真集「Somewhere not Here」が the (M)éditions(フランス)とIBASHO(ベルギー)の共同出版により刊行された。
/////書籍概要////
『Somewhere not Here』
写真:渡部敏哉
出版社:IBASHO & the (M)éditions
刊行年:2021年
サイズ:28x20.5cm
ページ:104pp
言語:英語
仕様:ソフトカバー
定価:12,650円(税込)