
【gallery】立木義浩 写真展「TRUE?」
写真家・立木義浩の最新作品集『七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を』の刊行記念フェアを開催します。本書は立木がここ数年、東京都内を中心に日本国内のさまざまな場所で撮影した新作スナップ群およそ1,000枚を6組の編者に手渡し、各自が16頁ずつ選び・並べ・構成を担当するという、一風変わった内容の作品集となっています[弊店店主・黒崎も選者の一人として参加しています]。この度のフェアでは、本書に収録された写真作品16点の壁面展示と、貴重な過去の作品集・資料の展示を通して、キャリア60年を越える立木のこれまでの仕事を一挙に紹介します。
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“東京が、街全体が、撮ってくれ、撮ってくれ、と語りかけてくる。昔は撮らされてるのがイヤでしたが、いまは望んで手招きするほうへ向かっていくのです。ただの代弁者にならぬよう細心の注意を払いながら。
このデジタルの時代に、シャッターを一日二度しか切ってはならないという法律などありえず、なんぼ撮っても消せばいい。これは堕落の始まりでもあるのです。使われた一枚は、使われなかった死屍累々の写真たちによって底上げされ、支えられている。それなのに、まったく挨拶がありませんね、コイツらは”
──本書インタビューより抜粋
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/////開催概要/////
立木義浩 写真展「TRUE?」
期間:2023年6月8日(木) - 2023年6月26日(月)
営業時間:12:00-19:00(定休日:火曜・水曜日)
/////書籍概要/////
立木義浩
『七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を』
編者/執筆者[掲載順]◎中嶋琉平/近田拓郎/飯塚ヒデミ/川田洋平/黒崎由衣/TEAM OBAKE/町口景
判型◎182 x 257mm
頁数◎126頁
仕様◎並製本
定価◎¥2,700+税
編集◎川田洋平
デザイン◎町口景
印刷・製本◎株式会社誠晃印刷
発行◎株式会社アイ・イメージング・フラッグ
/////作家プロフィール /////
立木義浩
たつき・よしひろ/1937年生まれ、徳島県出身。1958年、デザイナー・堀内誠一らによる広告制作会社「アド・センター」設立時にカメラマンとして参画。1969年、独立。以降は雑誌・広告を中心に、ファッション、ポートレート、ヌード、芸能、ドキュメンタリーなど、多岐にわたる分野の一線で活躍。著書および展覧会多数。