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【店主note】LADAKH LADAKH : Photo Exhibition by 6 Photographers

昨日から始まった展示「LADAKH LADAKH : Photo Exhibition by 6 Photographers」。

GNHトラベル&サービスという、マニアックな場所をツアーして下さる旅行代理店さんが刊行した「LADAKH LADAKH」という書籍の発売を記念した展示となっています。

「LADAKH LADAKH」は、インドの北部にある秘境「ラダック」を写真家6人に旅してもらい、ある人は食を、ある人は人をと、それぞれのまなざしで個性豊かに写真と文で紹介している書籍です。

私もラダックに何度も足を運んでいたので、本書の寄稿をさせて頂きました。
以前「店主note」にも記載した通りです。
https://bookobscura.com/news/5cb9614ba894527eb2fdba11

そんな、寄稿を了承する程、大好きな場所であるラダックを、大好きな写真という表現で、大好きな写真家さんたちとお客様にご紹介出来る事を大変嬉しく思います。

さて、

毎日、毎日、写真集や写真が好きすぎて研究に没頭し、写真史というこれまでの写真の歴史の中をウロウロ彷徨ってしまう私にとって「旅写真」というのは、なんだか軽やかに聞こえてしまいます。「あ。解る。」とご理解頂ける人もチラホラいるのでは無いでしょうか。

本展示。確かに「旅写真」なのですが。
私は「ドキュメンタリー写真」だと声を大にしてお伝えしたいです。

写真界の神様、アンリ・カルティエ=ブレッソンも世界を旅しながら写真を撮っていた人です。世界で初めて写真家と名乗って国境を越えた人。なんて言われてもいます。

私が大好きな、エドゥアール・ブーバも世界を旅しながら写真を撮っていましたし、セーヌ左岸で有名なエルスケンも日本にも来る程、世界各国を旅しながら写真を撮っています。

確かに作品を見ると「旅写真」ではありますが、「旅に行ってきたという写真」では無く、「旅」というコンテンツなど無くとも、彼らは撮りに行ってしまうし、場所など関係無い、そこに撮りたいものがあったというだけ。

写真に突き動かされている人の写真は見ればすぐに解るものです。今回展示させて頂いている写真家さんたちも同じです。

しかも写真家さんたちの凄い所は、技術や表現という「魔法」をかけ、1枚の作品の中に個性を完璧に塗って完成させてくる所。

本書の企画、6人の写真家がラダックを撮る。
とても良い企画だと私は思います。同じ場所で撮ったからこそ、それぞれの写真家の個性がより目で理解出来ます。

私は本書を見ていて、誰の写真という先入観を抜きにして改めて写真を見てもらいたいと思いました。
そこで、6人の写真家さんそれぞれ個別にして飾る訳では無く、バラバラに並べ、どれが誰の写真か解らないようにしてしまいました。好きな写真家の写真なら、解る人には解りますし。

そうする事で、新しい出会いにもなり、新しい見え方にもなり、ラダックという場所が1つとなる気がしたのです。

本書はなんと、本の中は一緒なのですが6種類の帯から選べます。6人の写真家さんそれぞれの写真の帯となっている訳です。

展示を見て、気になる写真家さんがいたら、ぜひ本書で誰なのか答え合わせをして見てください。そして、好きな帯を買って出会った写真家さんの写真と言葉をお家でゆっくり感じてみて下さい。

昨日は、本をパラパラめくっていたお客様が「この人か!」と声に出ちゃっていました。嬉しい発見だったようです。店主は心の中でガッツポーズしていました。

写真って様々なジャンルがあり、表現があり、掲載する媒体も違う。
改めて写真の幅の広さに、感動した展示になりました。

なんと、10日間だけの展示となります。
6月10日(月)までです!
ぜひ!駆け足でご来店下さいませ!

参加して下さっている写真家さんのプロフィールなどは、展示詳細ページをご覧くださいませ。
https://bookobscura.com/news/5cbd40a2adb2a16bfc823528

/////過去の店主note /////
https://bookobscura.com/news/5aea9a18122a7d1f480004fa