【店主note】人間ドックならぬ「本ドック」
さて。この季節になって参りましたよ。
あと1ヶ月後には「大掃除」の季節です。
本も「大掃除」をしてほしいと思うのですが、
「大掃除」と言われると、腰が100倍重くなってしまいますよね。。。
理想はカバーを拭いたり、小口を拭いたりがベストなのですが、1冊でも重い写真集たちをね...本棚から出してね.....拭いたりね.....。
はい、今ので腰が200倍重くなりました。
店主は年末の「大掃除」は、本の「健康診断」だと思ってやっています。
そう言われても「健康診断?」って感じですよね。
1番重要なのは、本に空気を入れてあげることなのです。
本をパラパラ開いてあげて、新しい空気を入れてあげる。
ついでに埃も吹っ飛んでいきます。
写真集は他の本に比べるとインクの量が多いので、「本どうしの重さ」や「湿気」などなどの影響でページ通しがくっついてしまいます。
そうなったら二度と開けないと思って下さい。
本は本当に開いて貰えないとすぐ拗ねるのでやっかいな子なのです。
「健康診断」とは、患者さんをお呼びして「体調はいかがですかー?」と問診するように、写真集をパラパラ開いてあげて、本たちの「病気」に繋がって行きそうな「病気」を早期発見することが重要です。
皆様、歳を重ねるにつれ、ほっぺやら背中やら腕に「シミ」が増えて来ていませんか?
本にも「シミ」が出来るのです!
目元の「小じわ」気になっていませんか?
本にも「小じわ」が出来るのです!!
しかも、本には目元クリームなんて存在しません。。。
折れたら治らないのです。
本も人間と同じく、骨折や擦り傷、脱水症状、寝違い、脱臼などなど存在します。そんな隠れた「病気」を早期に発見!する事が「健康診断」なのです。
お医者さんとなる本の持ち主からしたら「パラパラなんて見れるか!1p1p読書してしまうわ!!」という過酷な自分を制御する修行になりかねませんが、大切な本からいつも感動を受信出来るよう、本の健康診断を是非やってみて下さいね。
記憶しすぎて次のオーナーさんに譲りたい写真集が出てまいりましたら、是非当店に買取のご相談を。
合わせて読んで頂きたいのが以下の店主noteです!
【店主note】新刊を売る意味と本を買取する意味
https://bookobscura.com/news/61a1f026b8979f2a6f62a8ba
/////店主noteのバックナンバー/////
https://bookobscura.com/news/5aea9a18122a7d1f480004fa